スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
【--/--/-- --:--】 | スポンサー広告 | page top↑
哂うゴスロリ 完結編

5/18のゴスロリさんの続きから。
道で酔いつぶれてるゴスロリ姿の女の子を発見。
なんだか大変そうなので、介抱してあげることにする。
一緒に近くのお店に入ったはいいけどゴスロリさん、トイレに行きたいからついて来いと、いきなり泣き出す。


問い:なぜ泣くのですか?
答え:トイレについていかないから



ただでさえ目立ってるのに、店内の視線が集中。
もう、泣きたいのはこっちだよ。
病院で半べその小学生に「怖いからついてきてください」ってトイレに引っ張り込まれたのを思い出す。


「わかったわかった、入り口までついてくから」


ゴスロリさんの手を引っ張ってトイレにつくと、中に押し込んで一休み……
できなかった。


ガシャン!


大きな音がトイレから響く。
僕は慌てて飛び込んだ。


「何々!?どうしたの?」


「ねーねー。脱げないんだけど」



ハア?何が?服?靴?下着?


そういいながら、トイレの扉をガショガショ蹴飛ばす。
てっきり転んだかなにかしたと思って心配したのに、さっきの音はこれか。
服だろう靴だろうが下着だろうが、名前も知らない女の子のを脱がすのは流石にハズイ。
『イエス・レディ!これでよろしいでしょうか』なんて風には行かない。


「…それはさ、やっぱり自分でやってよ」
「なーんーでー?いーいじゃんー」


歯切れの悪い僕に対して、ものすごーく嬉しそうにニコニコ笑いながら扉をがんがん蹴飛ばす。
それどころか僕の胸やら腕やら肩やらつかんで中に引っ張り込もうとする。
他の人には『何してんだよこいつら』みたいな目で見られるし、店員さんは心配してるし、ゴスロリさんは明らかにふざけてる。
こういう事をやられると、さすがにムカついてきた。
と、同時にぼんやりと、こんなところを知り合いに見られたらきっと誤解されるな、なんて事を考える。
トイレの中で引っ張り合いなんて、どんな趣味してるんだか。


「あのね、いい加減にしないと、もう帰るからね」


そういい捨てて強引に席に戻る。
だけど、ゴスロリさん、30分たっても戻ってこない。
『さすがにちょっとヤバイかなぁ、言い過ぎたかな、お店の人に相談したほうがいいかな』
心配なので様子を見に行くことに。
「大丈夫ですかー?」
「平気でーす」


割と元気そうな声が。
まぁ、平気って言ってるなら平気なんだろう。
それからさらに数十分後。
僕がコーラとポテトぱくついてたら、店員さんが慌てながらやってきた。


「あの、すみません。お客様。お連れ様が化粧室で倒れてるようなのですが」


慌ててトイレまで行くと、化粧も崩れ、青い顔したゴスロリさんが女性の店員さんに支えられて出てきた。


「だっ大丈夫?」


さすがにこれは救急車よばないとまずいでしょ、と、僕も店員さんも周りのお客さんもあせるが、ゴスロリさんが断固として拒否。
顔色はとことん悪いし、服も乱れてるけど酔いは冷めてるみたいだった。
店員さんのご好意により、更衣室を貸してもらうことに。


横にさせてると、心なしか、顔色もよくなってる。
ブラウスのボタンがほとんど取れてて胸元ボーンで、目のやり場にちょっと困ったけど。
時々声かけてたら、しばらくしてから上体を起こし、僕に向かって


「あの、すみませんでした。私、酔っちゃったみたいで、色々失礼したみたいで、すみませんでした、本当」


と、すごく素直に謝ってくれた。


「それじゃ、もう帰れるよね?」
「はい、大丈夫です。あの、本当に申し訳ありませんでした」


そう言いながら、ゴスロリさんは深々と頭を下げる
実は僕、さっきトイレでからかわれたのがちょっと腹立ってた。
席に戻っても回りの視線が痛かったし、ものすごく理不尽な要求だったから。
でも、素直に謝ってもらったのが嬉しくて、それで全部許す気になれた。
それに、もしも中の人が電波だったらどうしようってずっと戦々恐々してたんだけど、本当によかった。
中の人は普通で。


「あの、そんな頭下げなくてもいいですから。お金とかありますか?」
「あ、はい。たぶん居酒屋に忘れてきちゃったんだと思います」


その後、携帯電話を貸して、先方にカバンがあることを確認。
ブラウスは取り合えずガムテープ(!)で裏から補強して、清算して店を出て別れることに。


「気をつけて帰ってくださいね」
「はい。本当にありがとうございました。あの、気になったんですけど、一つだけ聞かせていただけますか?」
「? はい、なんですか?何でも聞いてください」


「あのぉ、まさか、男の人ですか?」


       ヽ(・ω・)/ 
      \(.\ ノ  ズコー


普通このタイミングじゃ聞かないよなぁ。
僕の引きつった顔で色々察してくれたらしく、ゴスロリさんは慌てて頭下げると行ってしまいました。


4月の終わり頃、竹下通り出たところのブックオフでゴスロリさんを見かけた。
元気そうで何よりだと思った。
スポンサーサイト
【2005/05/19 21:11】 | 日常 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
<<ビデヲを借りた | ホーム | 風邪でダウン中、その後 >>
コメント
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://onigorosi.blog8.fc2.com/tb.php/32-0a2d76c2
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。