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哂うゴスロリ

あれは今年の2月頃でした。
夜中に渋谷を一人で歩いてると、歩道橋の上に誰かがうずくまっているのが目に入った。
ゴスロリを着た茶髪の女の子だ。
なんだか様子がおかしい。
震えてる。
「ちょっと、どうしたんですか?」
声をかけると、女の子はこっちを向く。
目がうつろで耳が赤い。
……で、お酒臭い。
『うわー、酔っ払いだー』
一瞬はひるんだものの、気分悪そうだし、結構な寒さなのでほうっておくこともできず。


「どうしたの?気分悪いの?」
「……きもちわるい」
「あー…気持ち悪いんだ。大丈夫?」
「だめ、ユーちゃん」
「ユーちゃん?それ誰?友達?」
「ユーちゃんじゃないの?」
「いや、僕は違いますよ」
「そうなんだ。でも、ユーちゃんでいいよね」


うわ、何、この電波会話。
酔っ払いだから電波なのか、それとも、もとから電波な人なのか。
勝手にユーちゃんに命名されてしまった僕は早くもめげそうだった。


「えと、こんなところにいたら風邪ひいちゃうよ?
 イヤじゃなきゃどこかお店行こうよ。それとも、タクシーとか拾って家帰る?」
「…お店行く」


このゴスロリさん、鞄も財布も持っていなかった。
後に判明するんだけど、どうやら居酒屋に忘れて来たらしい。
で、とりあえず、僕達は近くの飲食店に入ることになった。
肩を支えてあげながら店内に入った瞬間、いやあ、視線が刺さる刺さる。
ゴスロリなんて珍しくないにしても、酔いつぶれてるのはさすがに珍しい。


取り合えず、近くの椅子に座らせてから注文。
アイスコーヒー一杯だけ。
嫌な客だ。
相変わらず顔色悪いゴスロリさんにはお水を進呈。
水を一口、二口飲んだ後、ずっと黙ってたゴスロリさん、ポツリと一言。


「トイレ行きたい」
「ん、行ってくればいいよ。僕はここで待ってるからね」
「……ついてきて」
「ええー?それはちょっとイヤかも」


続く
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【2005/05/16 04:52】 | 日常 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
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コメント
真冬さんはやさしいですね。
自分だったらほっときます。
って言うか、怖くて近寄れない。

ものすごぉく、続きがきになるんでコメントしてしまいました(笑)

【2005/05/16 19:28】 URL | ぎの #-[ 編集] | page top↑
褒められると素直に嬉しいね。
ありがとうです。
「おいおい。ちょっとこれ凍死しかねないぞ」って寒さだったから、放っておけなかったんです。
多分、あれだけ寒ければ、誰でも声かけてたと思います。
続き自体は書きあがってるので近いうちに見直してから載せます。
つっても、オチのある話でもないですけど。
【2005/05/17 11:06】 URL | 真冬 #89zBIK8s[ 編集] | page top↑
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